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愛猫におやつをあげるおすすめの頻度は?おやつ選びのポイントも紹介

愛猫の健康を守るためには、おやつの量・頻度に気を配る必要があります。しかし、わかっていても、飼い主さんは愛猫の喜ぶ顔が見たいあまり、ついつい好物のおやつをたくさんあげたくなってしまいますよね…。

この記事では、おやつをあげるおすすめ回数や分量を説明します。また、飼い主さんが愛猫と良好な関係を築きながら愛猫の生活環境を向上するには、どのようなタイミングでのおやつがいいのかも紹介していきます。

誘惑に負けておやつをあげすぎないようにするコツや、おやつを選ぶ際のポイントも紹介していますので、愛猫のおやつタイムにお役立てください!

まとめると

猫のおやつの回数に決まりはないが、多いと肥満や栄養のかたよりを招く…具体的な量やあげ方は?

この記事は以下についてわかります

  1. 愛猫におやつをあげるおすすめの頻度は?
  2. 1日にあげる愛猫のおやつの量はどのくらい?
  3. 愛猫におやつをあげるベストタイミングは?

上記それぞれについて具体的に説明し、さらに、あげすぎないための飼い主さんの注意点とおやつの選び方も解説します。

愛猫におやつをあげるおすすめの頻度は?

愛猫におやつをあげるおすすめの頻度や量はどれくらいがいいのでしょうか?

頻度に決まりはないが、1回の量・カロリー・あげるタイミングが大切!

おやつの回数に特に決まりはありません。ただし、おやつをあげすぎると、おなかがふくれて食が進まなくなってしまうことがあります。愛猫にとって適切なおやつの回数・量を把握し、あげすぎないように注意してください。

一つの目安として、市販のおやつの場合、パッケージに「4㎏の猫は1日3個まで」といった給与量の目安表示があります。その表示に従ってあげるといいでしょう。また、おやつをあげるのに適したタイミングについても、この後解説していきます。

おやつのあげすぎは肥満や栄養のかたよりを招いてしまう可能性がある

猫はもともと満腹になるまでご飯を食べませんが、その代わりに小まめに食べる習性があります。そのため、おやつを何度も食べていると、少量ずつでも満足してしまい、結局ご飯を食べなくなってしまうことがあるようです。おやつだけでは栄養にかたよりがあるので、これはよくありません。

おやつは基本的には余剰カロリーのため、おやつをあげたらメインのキャットフードの量は減らし、トータルでカロリーが多くなりすぎないようにするか、またはメインのキャットフードをおやつ代わりにしてあげるようにしましょう。詳しいおやつの量については、次の項で紹介していきます。

1日にあげるおやつの量はどのくらい?

1日にあげるおやつの量はどのくらい?

愛猫におやつをあげるとき、回数以上に気を付けたいのが摂取カロリーです。栄養のかたよりや太りすぎを防ぐためには、どの程度のおやつの量がいいのか紹介します!

おやつの分量は1日に必要なカロリーの5%以内に抑える

愛猫のおやつの量は目安として、1日に必要なカロリーの5%以内に抑えるのがおすすめです。それ以上あげてしまうと、普段のメインのフード(総合栄養食)を食べなくなって栄養不足になってしまったり、また、メインのフードも良く食べる猫の場合は、1日の摂取カロリーが過剰になってしまうリスクがあります。

おやつのパッケージには基本的にカロリーが記載されていますので、カロリー過多にならないよう、おやつの分のフードを減らすか、普段のフードをおやつ代わりに与えるなどして調整しましょう!

1日に必要なカロリーの計算方法

カロリーと栄養バランスの管理を行なうためには、愛猫に必要なカロリーの計算方法を把握する必要があります。

猫に必要なカロリー量は体重によって変わってきます。また、同じ体重の猫でも、年齢や品種ごとの標準的な体型によって必要なカロリー量は違います。人の場合、同じ量のご飯を食べても太る人と太らない人がいるように、猫も個体によって必要なカロリー量が違うことも覚えておいてくださいね!

市販のフード・おやつには、多くの場合カロリー表示と与える量の目安が記載されていますが、個体差があることを前提に愛猫の状態に合わせてある程度は柔軟に対応しましょう!

猫の安静時に必要な1日のカロリー量は、一般的に以下の簡易式で計算できます。

安静時のエネルギー要求量(キロカロリー)=体重(kg)×30+70

例えば体重3㎏の猫の場合、安静時に必要な1日のカロリーは「3.0㎏×30+70=160kcal」となります。

この5%をおやつとすれば、おやつは1日8kcal以内が理想的。これは運動などをしていない、安静時の必要エネルギー量を元にしている計算のため、1日のおやつの摂取カロリーの最低ラインの目安として考えると良いでしょう。

「環境省 飼い主のためのペットフード・ガイドライン〜犬・猫の健康を守るために」より

愛猫におやつをあげるベストタイミングは?

愛猫におやつをあげるベストタイミングは?

ここまでは、猫のおやつにはカロリーと栄養の管理が大切であることを紹介しました。それを踏まえ、ここからは、どのようなタイミングがおやつをあげるのに適しているかを紹介しますね!

ごほうびやストレスケアとして

留守番ができたときや動物病院での治療のあと、苦いお薬を飲むときなど苦手な出来事のあとなど、愛猫ががんばったときにごほうびとしておやつをあげるもいいでしょう。

引越しなどで環境が変わったときなど、愛猫がストレスを感じそうなときのおやつは、ストレス対策として効果が期待できます。コミュニケーションも深まるでしょう。

ごほうびやストレス対策としておやつをあげる場合、愛猫のお気に入りのおやつであることが大切です。愛猫の好みを把握し、準備しておきましょう!

おやつは食間(できれば食後)に!

ご飯の直前におやつをあげてしまうと、ご飯をあまり食べなくなってしまうことがあります。おやつは食事と食事の間にあげたほうがいいでしょう。

食欲がなくなったときに

猫は加齢や体調不良、ストレスなどが原因で食欲が落ちてしまい、ご飯をあまり食べなかったり水分を摂らなかったりすることがあります。そのようなとき、好みのおやつをドライフードの上にかけてトッピングすると食欲が刺激され、ご飯を口にすることがあるようです。

愛猫におやつをあげすぎないために飼い主さんが注意すべきこと

愛猫におやつをあげすぎないために飼い主さんが注意すべきこと

おやつには、ごほうび・ストレスケア・食欲低下対策などのメリットがありますが、あげすぎは禁物です!おやつをあげすぎないようにするために、飼い主さんが注意すべきポイントを紹介します。

家族に協力をお願いする

同居している家族がいる場合、おやつを勝手にあげないように家族間で協力する体制を取りましょう。自分はおやつをあげていなくても、不在中や目を離した間に家族が愛猫に勝手におやつをあげていたというケースは珍しくありません。栄養のかたよりやカロリー過剰にならないようにするためには、家族間の情報共有が大切です。

おやつをあげる基準(タイミング)を明確にする

どういったときにおやつをあげるか基準(タイミング)を明確にします。基準を設ければ、それ以外のタイミングではあげないと決められるので、結果的にあげすぎを防げるでしょう。

療法食を食べている猫は獣医師と相談を

食事療法食は、病気治療のために調整された特別な栄養バランスのフードです。療法食を食べている愛猫の場合、おやつによってせっかくの栄養バランスが崩れ、治療の妨げになってしまうおそれがあります。おやつのあげ方やおやつの種類については、獣医師に相談し指示をあおぎましょう。

愛猫のおやつの選び方

愛猫のおやつの選び方

ここまでおやつの回数・量・タイミング・注意点について説明しました。次に、おやつを選ぶ際のポイントを紹介します!

成分表示をチェックする

市販のおやつを与える際には、裏面などに記載してあるカロリーや食品添加物、使用食材をチェックしましょう。カロリーは最大でも1日の総摂取カロリーの5%以下が望ましく、高カロリーのおやつはおすすめできません。

猫にとって危険な食材に注意

ぶどうやタマネギ・ネギ・ニラ・アボカドにチョコレートなどは、猫が食べてしまうと中毒症状を起こすことがある危険な食材です。症状が起きる量は、食べた量や猫に寄っても個体差があります。このような食材は愛猫の口に入ることのないよう注意してください。

また、猫が摂取しても問題のない食材でも、人間用のものは、ほとんどの場合カロリーや塩分が猫には高すぎます。愛猫のためにも人間用の食品は与えないのが賢明です!

目的に合ったおやつを選ぶ

水分が十分に摂れていないときは水分補給のためにウェットタイプの総合栄養食をおやつに選ぶなど、目的に合わせておやつを選びます。おやつで愛猫の健康管理もできるようになれば、飼い主さんも安心ですね。

まとめ

愛猫のおやつのあげ方について、頻度・量・タイミングを解説しました。おやつはごほうびやストレスケア、食欲対策やコミュニケーションにも使えます。栄養のかたよりとカロリー過多に配慮し、家族間での情報共有やあげるタイミングのルールを決めるなどして、あげすぎないようにします。

また、愛猫が食事療法食を食べている場合、健康状態や栄養バランスが崩れないよう、おやつに関しては獣医師の指示に従いましょう。

おやつはその種類や使う目的によっては、愛猫の健康管理にも役立つ頼もしい存在です。おやつを上手に利用して、愛猫が健やかな毎日を過ごせるように適切にあげましょう!

主な症状・お悩み
  1. 犬の食事のタイミング
  2. 犬の食事の成分
  3. 犬の食事の量

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