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犬の虫歯予防をしたい!虫歯の原因やチェック方法、歯磨きのやり方も紹介

人間にとっても犬にとっても、歯は健康な生活に欠かせません。歯が不調になると、食生活にも悪影響がおよぶだけでなく、全身の健康を損なってしまう可能性もあります。

犬は自分で歯磨きしたり、食生活を変えたりすることができないため、飼い主さんが日頃からしっかり歯をケアしてあげたいですね。

この記事では、犬の虫歯にスポットを当てて発生原因やチェック方法、おすすめの予防方法などについて解説していきます!愛犬の健康を支えるためにも、虫歯予防や歯磨きの仕方をしっかり学んでおきましょう。

まとめると

犬も虫歯になる可能性はある…その原因は?

この記事では以下のことがわかります

  1. 犬の体質的になりやすい場合がある
  2. 人間用の食べ物を与え過ぎている可能性がある
  3. 甘いおやつを与え過ぎている可能性がある
  4. 虫歯がある飼い主とのスキンシップが発端となっている可能性
  5. 歯周病をきっかけに虫歯に発展する可能性
  6. 歯磨きができていないことがきっかけの場合もある

上記のような原因で虫歯になっていないか、チェック方法や予防対策も紹介していきます。

そもそも犬は虫歯になるの?

そもそも犬は虫歯になるの?

従来「犬は虫歯にならない」といわれてきました。たしかに犬の虫歯はほとんど見かけませんが、「実は犬も虫歯になる」ということがわかっています。

なぜ犬の虫歯が少ないのかわかりやすく説明すると、虫歯になりにくいお口の中の環境を持っているからです。犬の歯は鋭利で薄い形をしているので、人間の歯に比べると虫歯菌がたまりにくくなっています。

また、人間の唾液が弱酸性なのに対し、犬の唾液はアルカリ性です。糖分がたまりにくい性質も持っているので、虫歯菌が増えにくくなっています。

そのかわり犬のお口の中では、人間よりも「歯周病」が起こりやすいのです。唾液がアルカリ性なので、歯垢が石灰化して「歯石」に変わりやすくなっています。歯垢や歯石は細菌のかたまり。これが増えると歯周病菌も増えるのです。3歳以上の成犬の8割程度がかかっているといわれるほど、歯周病はとても身近で多い病気なのです。

虫歯や歯周病にかかっているかどうかは、口臭の変化からわかるといわれています。口臭チェックなら自宅でも簡単にできるうえ、指標としてもわかりやすいので、愛犬のデンタルケアにぜひ取り入れてみましょう!

犬に虫歯ができてしまう原因とは?

犬に虫歯ができてしまう原因とは?

少ないとはいえ、犬も虫歯になる可能性はあります。なぜ虫歯ができてしまうのか、その原因についてまとめました。

犬の体質的になりやすい場合がある

先述したように犬の虫歯は症例自体が少ないため、実際のところあまりわかっていない部分も多いようです。犬種・大きさ・年齢によって虫歯になる確率が変わるかどうかも判明していないので、「この犬種のほうが……」「老犬のほうが……」といったこともわかっていないのが現状です。

しかし、成犬であれば歯の数はどの犬も基本的に42本です。小型犬と大型犬を比べた場合、歯や口の大きさはそれぞれ異なりますが、生えている歯の数自体は同じとなっています。つまり、口が小さい小型犬のほうが歯の間隔が狭くなるため、体質的に虫歯になりやすいかもしれません。はっきりとした根拠はないので断言はできませんが、参考程度に覚えておきましょう!

人間用の食べ物を与え過ぎている可能性がある

味付けしていない野菜や果物程度ならともかく、人間用に作られている食べ物は犬からすれば有害です。犬用の食べ物より糖分が多く含まれているため、虫歯菌に栄養を与えてしまいます。

また、人間用の食べ物は味が濃過ぎるため、犬の食生活が乱れる原因にもなります。愛犬の健康を守りたいなら、与え過ぎないように注意しましょう!

甘いおやつを与え過ぎている可能性がある

犬用の食べ物でも、甘い味付けがされたおやつには要注意です。やはり糖分が多いので、与え過ぎると虫歯菌を活性化させてしまいます。愛犬の肥満度やおやつの頻度などを考えながら、程々に与えるようにしましょう。

虫歯がある飼い主とのスキンシップが発端となっている可能性

飼い主さんが虫歯にかかっている場合、愛犬とのスキンシップにも注意が必要です!愛犬の口元にキスしたり、愛犬が飼い主さんの口元を舐めたりすると、虫歯菌がうつってしまうかもしれません。

また、飼い主さんがかじった食べ物を愛犬に与えるなど、間接的な接触でも虫歯菌はうつってしまいます。

犬の口内は虫歯菌が繁殖しにくいため、逆に愛犬から飼い主さんにうつる可能性は低いです。しかし、その他の雑菌がうつるかもしれないので、スキンシップは程々にしておきましょう。

歯周病をきっかけに虫歯に発展する可能性
虫歯と歯周病は別の病気ですが、関連性がないわけではありません。犬が歯周病にかかっている場合、歯茎が下がって歯の根元部分に歯垢がたまりやすくなるので、そこに虫歯菌がたまることも考えられます。

歯磨きができていないことがきっかけの場合もある
犬の歯磨きをしていない、あるいはきちんと磨けていない場合、歯垢がたまってしまいます。歯垢がたまった環境下では虫歯菌が繁殖しやすくなるのはもちろん、歯垢をそのままにすると歯石に変わるため、歯周病のリスクも高まってしまうでしょう。

愛犬が虫歯かどうかチェックする方法

愛犬の虫歯予防に役立つチェック方法をまとめたので、ぜひ実践してみてくださいね!

口内に異常や変化がないか確認する

虫歯のチェック指標として、最もわかりやすいのは「口臭」です。いつもと違う臭いや嫌な臭いがしたら、歯と歯茎もチェックしましょう。以下のような異常や変化が見られる場合、虫歯や歯周病にかかっている可能性があります。

  1. 歯に穴が開いている
  2. 歯が茶色や黄色になっている
  3. 歯茎が腫れている
  4. 歯茎から出血している

また、口内の正常・異常がわかる画像も載せておきますので、こちらも併せてご覧ください!

犬の口臭と歯周炎の状態を示した画像

正常の歯はきれいな白色ですが、歯周病が進むと歯垢・歯石がたまって一目でわかるくらい変色してしまいます。重症化させないためにも、日頃からしっかりデンタルケアを行ないましょう。

なお、愛犬の口内をチェックするときは、手を噛まれないよう触り方や力加減に注意してください!

普段の行動やしぐさに変化がないか確認する

口内の状態だけではなく、普段の行動や何気ないしぐさをチェックすることも大切です。

  1. ご飯を食べるのが遅くなった
  2. 急にご飯を食べなくなった
  3. 硬い食べ物を嫌がる
  4. 冷たい食べ物を嫌がる
  5. 顔まわりを触ろうとすると攻撃的になる

どれかひとつでも該当する場合は、歯周病や虫歯などのお口のトラブルの可能性があります。かかりつけの獣医師や動物病院に相談しましょう。

愛犬の虫歯を予防するにはどうしたらいい?

愛犬の虫歯を予防するにはどうしたらいい?

愛犬の虫歯を予防したいなら、自宅でもしっかりデンタルケアに取り組みましょう。おすすめのデンタルケア製品も紹介しながら、予防方法について解説するので、ぜひ参考にしてみてください!

歯磨きをする

犬の歯磨きのやり方を簡潔に伝えると、以下のような手順になります。

  1. ごほうびのおやつを手に持つ
  2. もう一方の手で犬の口元を触る
  3. 問題なく触れたら褒めてごほうびをあげる
  4. 慣れてきたら唇をめくる
  5. 飼い主さんの手で歯や歯茎を触る
  6. 歯ブラシを犬の歯に一瞬当てる
  7. 問題なく当てられたらほめてごほうびをあげる
  8. 歯ブラシへの抵抗がなくなったら歯磨きを始める
  9. 犬歯や前歯から徐々に奥へ向かうように磨く
  10. 犬の口を少し開けて歯の裏側を磨く

歯磨きが不十分である場合、虫歯へと発展してしまう可能性がありますので、少しずつでもよいので慣れさせていきましょう。

歯磨きに慣れてきたら、加えて口臭チェックも実施し、そのうえで臭いが気になったら動物病院で診てもらうことが大切です。

また、歯磨きにまだ慣れないときには、歯みがきをサポートするデンタルケア製品もあるので、必要に応じて併用してみましょう。

もっと詳しく知りたい方はこちら

まとめ

犬は虫歯になりにくい口内環境を持っていますが、虫歯にならないわけではありません。また、歯周病になりやすいという弱点もあるため、日頃からしっかりデンタルケアに取り組むことを心がけましょう。

虫歯や歯周病が悪化すると、口内以外にも何らかのトラブルが起こりうるので、そのときはかかりつけの獣医師や動物病院でチェックしてもらいましょう!

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