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必読!歯磨きを嫌がる犬に慣れてもらう3ステップ!おすすめのグッズも紹介

犬の歯のケアは人間同様とても大切ですが、最初から歯磨きを喜んで受け入れてくれる犬はほとんどいないでしょう。ですが、歯磨きを怠ると歯垢や歯石がたまり、歯周病を引き起こすリスクが高まります。歯周病が進んでしまうと、歯磨きだけでは対処できないケースも出てきます。場合によっては動物病院で全身に麻酔をかけて処置しなければならないことも。この記事では、犬の健康管理に欠かせない歯磨きに慣れさせる方法をお伝えします。歯磨きケアのおすすめグッズも紹介しますので、ぜひ犬の歯磨きをマスターしてください!

まとめると
犬は虫歯にはなりにくいが歯周病にはなりやすい動物…歯周病を予防・改善するには歯磨きが大切。そのポイント・コツは?

この記事では以下のことがわかります

    1. 焦らず毎日トレーニング
    2. 1日1本からでもOK
    3. 歯磨きトレーニングは“褒めて伸ばす!
    4. 何歳からでも遅くない
    5. デンタルケアグッズを取り入れる

飼い主さんと愛犬が楽しくケアできるように、具体的に説明していきます。

歯磨きをしないと犬も虫歯や歯周病になる?

犬は歯周病にかかりやすく、虫歯にはなりにくい動物といわれていますが、実際はどうなのでしょうか?

犬にも虫歯はあるが多くはない!

犬の歯は人間と違って薄くて鋭いため、虫歯菌がたまりにくい構造。さらに、人間の口内は弱酸性ですが、犬の唾液はアルカリ性のため菌が繁殖しにくい環境です。そのため、犬も虫歯は発生しますが、人間ほど多くはありません。

ただし、人間の食べ物や糖分の多い食べ物を与え続けることで虫歯になることもありますので、食べ物には十分注意しましょう。

犬は虫歯にはなりにくいが歯周病にはなりやすい

犬の口臭と歯周炎の状態を示した画像

犬は虫歯にはなりにくいですが、歯周病にはなりやすい傾向があります。前述のように人間と違い犬の唾液がアルカリ性のため、犬の口内は歯垢が歯石になりやすい環境だからです。

歯周病が進行すると歯が抜け落ちたり、あごの骨が溶けてしまったりするなど、重い症状が出る場合もあります。また、歯周病で口のなかが炎症を起こすと血管に細菌が入り、心臓や腎臓に負担をかける可能性もあるといわれています。犬の健康を守るためには、お口のケアは欠かせません。

犬の虫歯・歯周病を防ぐには適切な口腔ケアが必須

犬の口内の異常は、多くの場合「口臭」で気付くことができます。犬の虫歯や歯周病を防ぐためには、日頃から口のにおいをチェックしておきましょう!

最も効果が期待できるデンタルケアは「歯磨き」ですが、「ハードルが高い」「大変そう」と感じる飼い主さんも多いようです。導入が簡単なデンタルケア用品もありますので、そういったアイテムから試してみるのもいいでしょう。

歯磨きも、慣れてしまえば案外簡単です。飼い主が負担を感じながら歯磨きを行なうと犬にも伝わってしまいますので、コミュニケーションの一環として「楽しく」行ないましょう!

愛犬との歯磨きは、慣れれば楽しい時間に!

愛犬との歯磨きは、慣れれば楽しい時間に!

犬に歯磨きを慣れさせるには、基本的にある程度時間がかかりますが、いったん慣れてしまうと飼い主さんにとっても愛犬にとっても楽しいスキンシップ!しばらくは根気よくトレーニングをしてみましょう。

焦らず続ければ磨けるようになる

時間は必要ですが、焦らず少しずつ進めていけば確実に歯磨きができるようになりますよ。飼い主さんと愛犬がともに楽しく行なえるようになる日をイメージしてトレーニングしましょう。

1日1本みがくだけでもGOOD

愛犬がまだ嫌がっている段階で無理に歯磨きを続けると、めざすゴールには届きにくいでしょう。慣れるまでは嫌がらないうちに歯磨きを切りあげてしまうほうが◎。スタート時は1日1本でもOKくらいの気持ちで取り組めば、愛犬にとっても飼い主さんにとっても負担が軽くなるでしょう。

スキンシップやコミュニケーションを交えて

愛犬は飼い主さんにほめてもらい遊んでもらうのが大好き!歯磨きはたっぷりほめながら行ないましょう。ごほうびにおやつやおもちゃを用意するのも効果的ですね。そうして訓練していけば、歯磨きもお互いにとって楽しい時間となっていくでしょう。愛犬の喜ぶ姿を見れば飼い主さんはますます癒されるはずです!

何歳からでも始められる!

子犬の頃からやってなかったからもう遅い……」とあきらめてしまった飼い主さんでも大丈夫!何歳からでも歯磨きのしつけは可能です。

歯磨きを嫌がる犬に慣れてもらう3ステップ

歯磨きを嫌がる犬に慣れてもらう3ステップ

以下の動画で歯磨きのトレーニング手順をチェックしてみてください。この方法で歯磨きを訓練すれば、愛犬にとって歯磨きは「うれしい・楽しい」ものとなるでしょう。

今日から始めるホームデンタルケア 歯磨き指導編

 

以下は、動画の内容の要約となります。個体差がありますが、うまくいけば1〜3ヵ月で効果が出てくるでしょう。

ステップ①口を触ることができ、すべての歯を見ることができる

最初のステップでは、犬に「歯を触られる=ごほうび」→「歯を触られる=楽しい!」気持ちになってもらいます。

このステップではまだ歯ブラシは使いません。丸めた手のなかでおやつを食べさせながら逆の手で口を触り、歯のチェックをします。徐々にすべての歯が見られるようにしましょう。慣れてきたらごほうびは触ったあとにあげます。

ステップ②歯ブラシが好き!にさせる

歯ブラシを楽しみに結びつける大切なステップです。歯ブラシを見せて次に同じ手に隠しておいたごほうびを見せ、少しずつごほうびを食べさせながら歯ブラシに慣れさせます。

ステップ③ごほうびを与えながらすべての歯をみがくことができる

実際に歯ブラシを使って歯をみがきます。スタートは歯ブラシを歯に当てるだけにとどめましょう。慣れてきたら、少しずつ歯ブラシを動かしていきます。

外側がみがけるようになったら、内側もみがいてください。おもちゃを噛ませると口が開き内側がみがきやすくなります。「みがけたらごほうび」を繰り返し、徐々にごほうびの回数を減らしながら歯磨きに慣れさせていきましょう。

どのステップでも、おりこうさん GOOD!など普段のしつけの際のほめことばを積極的に使い、犬を喜ばせてください。

やることが多くて一見むずかしそうですが、ステップを踏んで続けると案外簡単です。歯磨きが大好きになれば、愛犬にとって歯磨きは楽しい時間になります。飼い主さんにとっても、犬の健康を守りながら新しいスキンシップの機会ができ、癒しの時間が増えるでしょう。

どうしても嫌がる場合は、まずは動物病院へ!

この記事のとおりにやってみたけどどうしても犬が嫌がる・・・そんな場合は、すでに歯周病が進んでいて、痛みを感じている可能性もあります。不安な場合はまずかかりつけの獣医師や動物病院に相談し、お口の中をしっかり診察してもらいましょう!

犬の歯磨きをするときのポイント

犬の歯磨きをするときのポイント

犬を歯磨きに慣れさせるステップは以上のとおりです。次に、歯磨きで大切なポイントを解説します。

できれば毎日歯磨きする

毎日行なうのがベストですが、むずかしい場合は週に1~2回でもかまいません。残りの日は歯磨きガムや液体デンタルケアなどのデンタルケアグッズで補うとよいでしょう。大切なのは、少しずつでもよいのでケアを続けることです!

負担感から飼い主さんが途中でトレーニングをやめてしまっては本末転倒。飼い主さんにストレスがかからないように、1日1本ずつみがくなど簡単なやり方から始めたほうがよいですね。

人間は約25日で歯垢が歯石へ変化しますが、犬は約3~5日と短い期間で歯石に変化します。ケアは何かの形で毎日続けることが大切です。

なかには、おやつにジャーキーやひづめなどをあげるだけでオーラルケアを済ませている飼い主さんも見受けられます。ジャーキーやひづめなどはオーラルケアの役割を果たさないので注意してください。特に、ひづめなどの硬いものは犬の歯が欠ける原因となりますので気を付けましょう。

長時間の歯磨きはしない

犬が受け入れられる長さで歯磨きを行ない、嫌がりはじめたら思い切りよくストップ!一日に2回・3回に分けて短時間で行なうのもおすすめです。

おやつやおもちゃなどのごほうびを活用する

「口・歯を触られたらおやつがもらえる、ほめてもらえる」と犬に意識させることで、犬にとって歯磨きがうれしいものになります。

便利で効果的な犬の歯磨き用グッズ

犬の効果的なデンタルケアは歯磨きですが、飼い主さんの立場に立つと負担を感じることもあるでしょう。愛犬のお世話に負担感があると飼い主さんも愛犬もハッピーではありません。

現在は犬の健康を考えた効果的で便利なデンタルケアグッズが充実していますので、そのようなアイテムもうまく取り入れましょう。ここからは、おすすめのデンタルケアグッズを紹介します。

手軽に歯垢を落とすデンタルガム

愛犬がおやつとして噛んで楽しむアイテム。噛むことで歯垢・歯石の沈着を防ぎ、口臭を減らすことが実証されているものがあります。数種類の有効成分が入っている商品もあり、お口や歯の健康を保つ効果も期待できます。

なめさせるだけでもOKな歯磨きペースト

ペットが喜ぶフレーバーのついた動物用の歯磨きペーストがあります。犬は人と違ってうがいができません。飲み込んでも安全な動物用のものを選ぶようにしましょう。中には酵素が入っているなど、舐めさせるだけでOKなものもあります。

飲み水に混ぜる簡単デンタルケア

少量を普段の飲み水に混ぜるだけでデンタルケアができるお手軽なアイテムもありますよ。

効率的なブラッシングをかなえるデンタルブラシ

歯ブラシは犬のサイズや性格に合わせて選びましょう。毛先やグリップの形状によっても磨きやすさが変わります。汚れがたまりやすい歯周ポケットをしっかりとケアできるブラシがおススメです。

お手入れアイテムの組み合わせも重要!

犬の好みや状況によってグッズを使い分けたり、組み合わせたりして使うことも大切です。愛犬の性格やクセを一番知っている飼い主さんが、どのアイテムからスタートしてどのようにデンタルケアを習慣にするかよく考え、愛犬と一緒に楽しんでケアしましょう!

例えば歯磨きに慣れていない犬なら、デンタルガムや飲み水に混ぜる簡単デンタルケア、なめさせるペーストなどから始め、徐々にブラッシングも加えるのがおすすめです。まずは歯磨きペーストに慣れさせ、デンタルガムをごほうびに歯磨きを練習するのもいいでしょう。

まとめ

犬は虫歯にはなりにくく歯周病になりやすい動物です。重い病気につながる歯周病を防いで健康を守るために、歯磨きを習慣にしましょう。

最初はほとんどの犬が歯磨きを嫌がりますので、時間をかけて楽しいスキンシップタイムにしていきます。ごほうびのおやつやほめことばを上手に使ってください。飼い主も愛犬も楽しみながら歯の健康を守りましょう!

デンタルガムなど、手軽に効果が期待できる便利なアイテムをうまく取り入れるのがおすすめ!効果もわかりやすく負担感なく続けられるでしょう。飼い主さんも愛犬も、歯磨きタイムが楽しみになる日をめざしてください。

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